デジタルマーケティングを施策する上で重要なのは、
トリプルメディアのそれぞれの役割や目的を理解する事です。
今回の記事では、
ペイドメディアと呼ばれるインターネット広告についての役割や目的を説明していきたいと思います。
ペイドメディアとは?
ペイドメディアの基本的な考え方として、
『広告枠』を購入して消費者に対して情報を伝えていくことを指します。
適切な人に適切な広告を、ふさわしいタイミングでふさわしい情報を届けることが大切になってきます。
主なペイドメディアとしては、
- 新聞
- デジタル広告
- テレビCM
があります。
読者や視聴者のマインドを理解して広告を打っていくことが大切です。
ペイドメディアのプラン整理(5W1H)
ペイドメディアを使って広告を打つにしても、どのように打っていくのかを整理する必要があります。
これをメディアプランと言い、これから整理の仕方を説明していきます。
基本的にメディアプランの説明は5W1Hを意識して考えていきます。
- 何のための施策か(Why)
- 何を広告打つのか(What)
- 誰に見て欲しいのか(Who)
- どのように伝えるのか(How)
- いつ広告を打つのか(When)
- どこに広告を打つのか(Where)
順番に説明していきます。
※ペルソナを作って当てはめていくと良いでしょう。
メディアプラン①:何のための施策か(Why)
これは「なぜ広告を打つのか」という事です。
例えば、
- 新発売で商品を知って欲しい
- 新しい機能が追加されて皆に知らせたい
- 素晴らしい商品・サービスがあるのを皆知らない
上記のような理由が”Why”に該当します。
まずは目的を明確化していきます。
メディアプラン②:何を広告打つのか(What)
どのような商品・サービスを広告を打っていくのかが”What”に該当します。
ここでどのような商品なのかで広告ターゲットがかなり変わってきます。
主に以下に分類されます。
- 買い回り品・・・電化製品、パソコン、家具など
- 最寄り品・・・・日用雑貨品、食品など
- 専門品・・・・・金融商品など
最近では[qodef_highlight background_color=”green” color=”white”]商品の価値は多様化[/qodef_highlight]しており、
人によっては最寄り品でも買い回り品になってきている人もいるという事になります。
どういう事かと言うと、
水一つとっても、こだわりがあり、○○さんの水素の入った硬水じゃないとダメ。
と言った例です。
メディアプラン③:誰に見て欲しいのか(Who)
広告を見て欲しいターゲット像を定めていきます。
・商品を使って欲しい人
・商品を使いそうな人
等を考えながらターゲット像を考えていきます。
方法としては、
[qodef_highlight background_color=”red” color=”white”]年齢・性別・職業・年収などの人口統計的なデモグラフィックから考えていく方法[/qodef_highlight]と、
[qodef_highlight background_color=”lightblue” color=”white”]ライフスタイルや価値観、趣味などの心理的なサイコグラフィックから考えていく方法[/qodef_highlight]と、
その2つを合わせて考える方法があります。
一つ注意が必要なのは、老人向け商品や子供向け商品などのような利用者と購入者が異なるケースがあるという事です。
メディアプラン④:どのように伝えるのか(How)
商品のアピールポイントをどのように訴求していくのかについても事前にかんがえておく必要があります。
ターゲットのニーズに合わせて訴求ポイントを動機付けるのがポイントになってきます。
同じ商品であっても訴求ポイントは様々で、
iphoneケース一つとっても、
・画面が割れにくい
・リーズナブル
・デザインが可愛い
・お金が入る
のようにいくつか商品・サービスには魅力があります。
これをターゲットのニーズに合わせて訴求ポイントを変えていくことにより、一層消費者の興味関心を惹くことができます。
メディアプラン⑤:いつ広告を打つのか(When)
広告出稿の時期は消費者のニーズから考察して検討してみましょう。
季節による要因とサイクルごとの要因が考えられます。
また、より細かいサイクルでターゲットとなる消費者の生活を予想して、
”寝る前の時間帯””通勤時””休憩時間”などより細かいニーズを捉えることができます。
メディアプラン⑥:どこに広告を打つのか(Where)
どのメディアに広告を出稿していくのかについては広告ターゲットの行動理解が必要不可欠です。
メディアプランを作成するときにどういう時にメディアを訪問するのかを理解してメディアを選定する必要がります。
ポイントとして複数のメディアを活用する場合はミスマッチがないようにしましょう。
消費者は多くのメディアに接触していますので、
同じ消費者が見るメディアによって片方では”安い”片方では”高級志向”というような矛盾に気を付けていきましょう。
顧客のステータス別のアプローチ方法
一般的に顧客のステータスとして、
- 潜在顧客
- 既存顧客
- 新規顧客
- 顕在顧客
- 休眠顧客
の5つのステータスが存在します。
■潜在顧客
購入する可能性はあるけどまだ必要な状況になっていない顧客ステータス
■既存顧客
以前から購入を継続している顧客ステータス
■新規顧客
初めて商品を購入した顧客ステータス
■顕在顧客
購入する可能性が高い必要に迫られている顧客ステータス
■休眠顧客
以前は利用していたけど現在は購入していない顧客ステータス
顧客のステータスに合わせた訴求方法とプロモーションを使う事でリード獲得に役立ちます。
インターネット広告の種類と特徴
広告の種類 | 費用 | 対象の顧客ステータス |
リスティング広告 | 低額からの実施が可能 | 顕在顧客・既存顧客 |
ディスプレイ広告 | 比較的高額な予算 | 幅広い顧客 |
動画広告 | 比較的高額な予算 | 幅広い顧客 |
メール広告 | 低額から可能 | 潜在顧客・顕在顧客・既存顧客 |
SNS広告 | 低額から可能 | 顕在顧客・幅広い顧客 |
目的と予算に合わせて適格なメニューを選びプロモーションを実施していきます。
まとめ。
『広告枠』を購入して消費者に対して情報を伝えていくことを指します。
広告出稿の前にまずはメディアプランをしっかりと準備しましょう。